第21節 農林産物災害予防計画 |
〔産業振興課〕 風水害による農林関係の被害は、水稲、果樹、野菜等の冠水・倒伏による減収、水田等の流失、ハウス施設の損壊や立木の倒壊・流失が予想されるとともに、農作物の病害虫発生や生育不良、家畜の斃死被害なども予想される。 これらの被害を最小限にするための予防技術対策の充実と普及、適地適木の原則を踏まえた森林の整備等を推進する。 1 農産物災害予防計画 農業農村支援センター、農協等と連携し、農業者等に対し予防技術対策の周知徹底を図る。 〔住 民〕 農作物等災害対策指針に基づき、次の災害予防対策を実施する。 (1) 水 稲 ア 強風が予想されるときは、水田はなるべく深水にし、倒伏防止を図る。 イ 水路の流れを良くし冠水を抑えるため、清掃及び障害物の除去に努める。 (2) 果 樹 ア 防風林又は防風施設を設置し、被害の未然防止に努める。 イ 支柱、トレリス、果樹棚等の補強をし、枝折れ、落果被害の防止に努める。 ウ 台風等豪雨襲来の前に排水溝を設置し、冠水防止に努める。 (3) 野菜及び花き ア 支柱のある作物は、支線の補強、防風ネットの設置等により未然防止に努める。 イ ハウスは、破損部の修理、支柱等の補強により倒壊を防ぐとともに、周囲に排水溝を設置し、冠水防止に努める。 ウ 風速30m/秒以上の強風が予想される場合は、支柱をねかせ、被覆フィルムは取り外す。 エ 台風等豪雨襲来の前に、排水溝を設置し、冠水防止に努める。 2 林産物災害予防計画 立科町森林整備計画に基づき、健全な森林づくりを推進するとともに、県と連携をとって林産物生産、流通、加工現場において、事業者が施設管理を適切に行うよう指導又は助言する。 〔中部森林管理局〕 国有林の地域別森林計画及び施業管理計画に基づく適正な森林施業の実施により、国有林の防災機能の維持向上を推進する。また、治山施設の整備、適正な流水路の整備・確保により、国有林野内からの林産物、土石等の流出防止に努める。 |