大規模盛土造成地マップを作成しました

更新日:2024年03月07日

大規模盛土造成地とは

はじめに

 平成23年の東日本大震災、平成28年の熊本地震等では、擁壁の崩壊や液状化被害の他、大規模に谷や沢を埋めた造成地で滑動崩落が発生し、住宅や公共施設に被害が発生しました。
 今後、大規模盛土造成地において地震による滑動崩落の発生が懸念されることから、大規模盛土造成地の位置、規模および種類を調査しました。

大規模盛土造成地の解説

 国では、下記のいずれかに該当するものを「大規模盛土造成地」と定めています。

谷梅型大規模盛土造成地と腹付け型大規模盛土造成地についての説明図

滑動崩落の解説

 地震発生時に、盛土全体または大部分が、主として盛土底面部を滑り面にして、斜面下部方向へ移動する現象です。

谷梅型大規模盛土造成地:滑動崩落後と腹付け型大規模盛土造成地:滑動崩落後についての説明図

大規模盛土造成地マップ

令和元年度に調査した結果、大規模盛土造成地に該当する箇所が19箇所ありました。

大規模盛土造成地マップの概要

 大規模盛土造成地マップは、住民の皆様に大規模な盛土造成地の存在を知っていただくことにより、地域防災に対する意識を高め、災害の防止や、被害の軽減に役立てるために作成したものです。
 旧地形図と現在の地形図を重ね合わせて、大規模盛土造成地の概ねの位置や規模を抽出し、示しています。

左から県境地形図+旧地形図 重ね合わせによる特定 盛土造成後の位置を赤く示した4枚の地図が並んでいる画像

大規模盛土造成地の地盤調査結果がまとまりました

令和元年度の調査で抽出された当町における19箇所の大規模盛土造成地の中で、特に追加調査が必要と考えられる8箇所の造成地について、令和4年度から5年度にかけて簡易地盤調査を行いました。結果、「町内盛土造成地は、現時点で直ちに必要な対策をとるべき盛土造成地は存在せず、経過観察が適当」との結果を得ることが出来ましたので、お知らせします。

大規模盛土造成地に関するQ&A

質問1. このマップに示されている「大規模盛土造成地」は危険ということですか?

回答1. 大規模盛土造成地マップは、概ねの位置および種類を示したものであり、マップに示されている位置が必ずしも危険というわけではありません。

質問2. 大規模盛土造成地と示されている地区において、土地の開発や建築の際に何か特別な手続きは必要ですか?

回答2. 大規模盛土造成地が入っていても、特別な手続きは必要ありません。

質問3. 大規模盛土造成地マップを公表した目的は何ですか?

回答3. マップの公表は、住民の皆様に大規模盛土造成地の存在に関心を持っていただくとともに、大規模な地震に備えて地域防災に対する意識を高めて、災害の防止や被害の軽減に役立てていただことを目的としています。

宅地の耐震化に関する情報

 宅地の耐震化や宅地災害に関する情報は、以下のホームページなどからも見ることもできます。

この記事に関するお問い合わせ先

立科町役場 建設環境課 建設係
電話: 0267-88-8409
ファクス: 0267-56-2310
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