天狗松

更新日:2023年03月31日

根本の太い幹が枝分かれしており、枝分かれした先も色々な方向に向かって枝が伸びている天狗松の写真

立科町荒井戸の山奥にある天狗松周辺の山は、昔一面の草山で、その峰の上に大きな松が一本だけ立っていた。その姿の偉大さから人々は「天狗」を連想し「天狗松」と呼ぶようになったと考えられる。

天狗松は、当時草刈りや、山仕事に来た人の雨風を防ぐ唯一の休み場で地元の人々に親しまれていた。後に、周辺に落葉松が植林され、天狗松を取り囲むようになった。

この松は、巨木であり、樹冠は兜状であるため姿良く、町内に類似する樹木は見られない。そのため立科町の豊かな自然の象徴の一つに数えられるこの松を、町の天然記念物に指定した。

  • 樹種
     和名 アカマツ
  • 樹高
     25メートル
  • 幹周り
     4.7メートル
  • 生体
     地上2.6メートルのところで2本に別れ、主幹の周りは3.9メートル、支幹の周りは3.6メートルで、樹冠は兜状である
  • 樹齢
     推定約300年

(注意)平成5年12月8日 立科町文化財指定

所在:大字芦田字荒井戸峰5181-3

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