駒形社

更新日:2023年03月31日

周りには緑の木々があり、手前に鳥居、階段を上がった小高い場所にある駒形社の写真

立科町外倉にある駒形社は、祭神を宇計毛知命(うけもちのみこと)とされているが、本来駒形神社は「駒の神」とされ、比較的平坦な広野で牧場に適したところに多くあることから牧場のあった場所に祀られたといわれる。

また、駒形神社は別に「高麗形(こまがた)神社」ともいい、馬そのものの守護神であるばかりでなく駒の飼育の指導にあたった高麗(朝鮮)からの帰化人たちが、自分たちの奉仕する神として祀ったものが、いつしかその業である駒に転化したのではないかという説がある。

日本書紀の天智天皇5年(666年)の条に「この冬百済(くだら)男女2千余人を以て東国に居らしむ」とあり、さらに続日本書紀の霊亀2年(716年)の条に「高麗(こま)人1,799人を以て武蔵に遷(うつ)し高麗(こま)郡を置く」とあり、今の埼玉県入間郡日高町には当時の帰化人の首長を祀った「高麗(こま)神社」があることから東国における牧場の技術は、あるいはこの様な人々の指導によって発展したと考えられる。

立科町内には、外倉駒形神社の他に藤沢にもある。

地図

駒形社の場所を赤丸で示した地図

所在:大字牛鹿1214番地2

この記事に関するお問い合わせ先

立科町役場 教育委員会 社会教育人権政策係
電話: 0267-88-8416
ファクス: 0267-56-2310
お問い合せフォーム
みなさまのご意見をお聞かせください

ご意見ありがとうございました。

このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか