立科りんご

更新日:2023年03月31日

日本百名山の一つ蓼科山(標高2,531メートル)の麓に位置する立科町は、長野県を代表するリゾート地であると同時に、良質な農産物を生み出す農業の町でもあります。

これには、昼夜の寒暖差が大きい内陸地特有の気候に加えて、国内トップクラスの高い晴天率と日照時間の長さ、蓼科山から流れ出る清らかな水など、農産物の栽培に適した条件が揃った環境であることが大きく影響しています。

奥に山脈が見える場所で栽培されているリンゴの木に沢山の白いりんごの花が咲いている写真
枝にびっしりと咲いている白いりんごの花をアップで写した写真

5月にはりんごの花が咲きます。

立科町のりんご

長野県といえば、全国第2位の生産量を誇る「りんご」が有名ですが、県内各地で生産されているりんごの中でも立科産のりんごは高い評価をいただいています。

その最大の特徴は、糖度が高く、果肉が引き締まり、心地よい食感が楽しめることです。

さまざまな品種が栽培されていますが、袋をかけずに太陽の光をたっぷりと当てながら育てた『サンふじ』は、「超絶おいしい!」と自信をもっておすすめできる逸品です。

"おいしさ"の理由

赤いリンゴを実らせた立科りんごの木を下から見上げるように写した写真

立科町は里エリアでも標高が700メートル前後あり、この標高によって昼夜の寒暖差が発生します。
また、雨が少なく日照時間が長いこともりんごの生育にとってプラスに働いていますし、粘土質の土壌もおいしさの秘密です。
一番の理由は、長年に渡り継承された生産者の栽培技術と情熱がおいしい「たてしなりんご」の一玉一玉となっています。

立科町で生産されている主な品種

(注意)収穫期は目安です。

シナノドルチェ

収穫期:9月上旬~9月下旬

2005年に品種登録された長野県のオリジナル品種。やや縦長の形状で、蜜は入らないものの甘味とともに爽やかな酸味をもち、果汁もたっぷり。りんごらしい味わいが楽しめる。

紅玉

収穫期:9月下旬~10月中旬

1800年頃にアメリカで発見され、現地では「ジョナサン」と呼ばれている。

小玉で、しっかりとした歯ごたえと酸味が特徴。調理・加工に適しているが、昔ながらの甘酸っぱい味は、生食としても人気。

秋映(りんご3兄弟)

収穫期:9月下旬~10月中旬

長野県で誕生したりんごで、他の品種に比べて果皮の色が濃く、完熟状態になると黒みがかった深い赤色へと変化する。

甘さだけでなく酸味もしっかり感じられ、パキッとした歯切れのよさがある。

シナノスイート(りんご3兄弟)

収穫期:10月上旬~10月下旬

長野県で誕生したりんごで、その名のとおり濃厚な甘みと香りをもつ。

食感は柔らかく酸味もほとんどないため、子どもから年配者まで幅広い世代から支持されている。

シナノゴールド(りんご3兄弟)

収穫期:10月中旬~11月上旬

美しい金色の果皮に覆われており、甘味が強く、適度な酸味ももつ。

しっかりとした硬めの果肉で加熱調理しても形が崩れにくく、お菓子作りにも重宝されている。

貯蔵性の高さも魅力。

ふじ/サンふじ

蜜が沢山入ったサンふじの断面写真

収穫期:11月上旬~12月下旬

国内生産量No.1を誇る品種で甘味と酸味のバランスがよく、非常にジューシー。貯蔵性にも優れ、比較的長い期間販売されている。

無袋栽培の『サンふじ』は、色ムラがあり荒削りな印象を受けるが、蜜がたっぷりで『ふじ』以上に濃厚な味わい。

りんご3兄弟とは?

9月から11月にかけて最盛期を迎える品種のなかで、長野県で開発された3品種を指します。

立科りんご豆知識

  • 生食だけでなく、ストレート果汁100%のジュースやシードル、手作りのアップルパイなど、立科産のりんごを使った加工品は、お土産としても人気です。
  • 毎年11月から12月にかけて、立科町の各所では「収穫祭」や「ふじまつり」が開催され、希少な立科産のりんごを買い求めに県内外から多くの人が訪れます。

この記事に関するお問い合わせ先

立科町役場 産業振興課 農林係
電話: 0267-88-8408
ファクス: 0267-56-2310
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