町長コラム(令和4年6月)

更新日:2023年03月31日

自立堅持(町長コラム)

今回は、北海道で交雑牛を中心に約5千頭を飼育している会社(従業員35人)が、牛のふん尿を発酵・乾燥させ、敷料に再生するシステムを導入し、敷料購入費用を削減するとともに、悪臭や汚水の防止など環境負荷低減に繋げている記事が農業共済新聞に掲載されていたので紹介します。
この会社の代表の方は、「畜産・酪農業界全体で環境に配慮した取組みが求められている」との想いから、敷料再生システムを取り入れたと言っておられます。
同社では、牛肉の独自ブランド「星空の黒牛」の飼育をしており、「コストダウンも重要だが、環境保全への対策は、ブランドの価値を高めることにも繋がる」と強調されています。
食の安全や適切な飼養管理を重視し、JGAPを取得する。
飼料は、費用を抑えながら肉質の向上を図り、缶詰用パイナップルの残りや、機能性成分のフコイダンを抽出した後のコンブなどを活用とのこと。
今後さらに経費が増大することを想定し、肥育期間短縮をめざす。
敷料として使われる「おが粉」の大量購入が経営を圧迫していたため、ERSを導入して敷料を内製化したことで、おが粉の購入量が4分の1まで削減できたといいます。
私たちの地域でも肉牛の飼育がされています。規模が大きくて参考にはらないと思いますが、経費削減と環境負荷軽減に繋がる事例として取り上げた次第であります。

(広報たてしな2022年6月号「自立堅持(町長コラム)31」より)

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