町長コラム(令和2年7月)
[2020年7月9日]
ID:1536
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新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けてさまざまな取り組みが行われていますが、出口が見えない現状下であります。
今後、「新しい生活様式」を進めていくうえでも、ウイルスの感染を予防するワクチンの開発が不可欠であると思います。世界保健機構(WHO)が5月16日までに公表したリストによれば、現在118の計画が進行中で、その内、欧米や中国の8剤は人に投与した場合の安全性や有効性を高める臨床実験(治験)の段階に入ったと言われています。ただ専門家によると、日本国内の普及は来年以降になりそうだとの見方もしているようであります。「ワクチン」は、ウイルスや細菌などの病原体を弱めたものや成分を体に投与して疑似的に感染した状態をつくり免疫を獲得することで、感染症を予防するための医薬品であると言われています。重症患者に対する治療薬候補として、早期承認がされた「レムデシビル」が国内初の新型コロナウイルス感染症治療薬であります。また、政府が承認を目指す「アビガン」などもあります。
人の状態によっては副作用などの問題も指摘されていますが、安全なワクチンが早期に使用承認され、活気ある社会を取り戻し、自国開催の東京五輪が無事行われることを願ってやみません。
(広報たてしな2020年7月号「自立堅持(町長コラム)11」より)