町長コラム(令和元年7月)
[2019年6月24日]
ID:1314
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町長就任後、初めて「広報たてしな」に町長コラムの掲載をさせて戴きました。今後も、年頭あいさつ月を除き毎月の掲載に心掛け、自身の想いや時の話題をお伝えしたいと考えております。
今回は、「生命と水」について私なりに感じていることをお伝えします。実は以前、信濃毎日新聞の「建設標」欄にもこのことについて投稿がありました。
20世紀は「機械と火」の時代、21世紀は「命と水」の時代だと言われています。明治から昭和の20世紀は、富国強兵、そして戦後の高度成長時代。東京電力の原子力発電所の事故は正に火の象徴ではないでしょうか。
平成の時代は「火」から「水」の時代へ転換したと言われています。令和時代は、この「命の水」をどのように引き継ぎ守り活用していくのか。今上天皇は、皇太子の頃から「水」の研究をなさっておられ、著書も出版されておられるようであります。私も長年、土地改良区に勤務し用水の管理に携わりました。また、この地域の水の歴史についてのお話も各所でさせていただいております。
「水を制する者は国を制す」とまで言われているように、「水」は人間が生きていく上で最も大切なものであります。立科町は、飲み水も農業用水も全て湧き水に依存しています。しかし、その湧き水は無限にある訳ではなく、限りがあります。大切に使用しながら後世に繋げていかなければと願う次第であります。
(広報たてしな2019年7月号「自立堅持(町長コラム)1」より)